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新規就農した「たけ」です。一人で野菜を作ってます。営農7年目。。。


by take_7303
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カキナ 再検査

群馬県内で19日に採取されたサンプルで放射性物質の濃度が暫定規制値を超えた
露地栽培のカキナとホウレンソウですが
24日採取のサンプルでは暫定規制値を下回りました↓
http://www.pref.gunma.jp/houdou/f1000013.html

                          放射性セシウム   放射性ヨウ素
伊勢崎市のホウレンソウ(露地栽培)     前回   310    前回  2,630
                           今回    230    今回   1,440

高崎市のカキナ(露地栽培)          前回   555    前回  1,910
                            今回   148.6   今回    872
                     ※ 暫定規制値  500        2,000 (Bq/kg)

放射性物質は簡単な水洗いでいくらか落ちるという話なので
露地栽培では20日から22日にかけて降った雨で落ちたものもあるのだろう。

他にもいくつかの作物で同様の検査が行なわれましたが
最新の検査結果では群馬県で暫定規制値を超えている野菜はありません。

さて、県では国からの指示で現在、ホウレンソウとカキナの出荷自粛中です。
出荷自粛の根拠となった数字が無くなってしまいましたが
どうなれば、出荷自粛が解除になるのでしょうか??

東京都の水道水は放射性物質の濃度が指標値以下になったら
あっという間に乳児の摂取制限を解除しましたね。
(暫定基準値と指標値の違いのせいか??)

一度、暫定規制値を越えてしまったので
もうしばらくは様子を見る必要もあるのかもしれませんが

「なんとなくまだ心配だから」

というだけでズルズルと出荷自粛が長引くことは避けてほしいところです。

カキナはアブラナ科の葉物野菜で、ここでは標高500~600mの畑で
秋の9月上旬に種を播いて10月上旬に定植。
小さい株の状態で冬を越して、3月下旬頃から5月上旬頃まで収穫しています。

群馬では高崎の平野部が大産地らしく、ここより暖かいので
もう少し早く出荷が始まります。

カキナは細かく分けると品種がいろいろあるんですが
うちで作っているのは宮内菜で、そろそろ収穫を始める時期↓
カキナ 再検査_b0067179_16505643.jpg
カキナ 再検査_b0067179_1651231.jpg
モサモサ茂っている株の中から
こんな風にかきとったものをひと束にまとめて出荷します↓
カキナ 再検査_b0067179_1651729.jpg
カキナは同じ葉物のホウレンソウやコマツナと違って
一度かき取っても、下の写真のようにまた新たな芽が生えてくるので
1株から何度も収穫することができます↓
カキナ 再検査_b0067179_17194588.jpg
今の時期はまだ気温が低いので一度収穫した株を次に収穫するまで
10日~2週間ほどかかりますが、暖かくなるにつれて
その日数はどんどん短くなっていき、5月頃になると3~4日ほどになります。

今回はマイナー野菜のカキナが残念な報道でスポットライトを浴びてしまいましたが
出荷が再開できた暁には、カキナが大人気になってバカ売れすることを妄想しながら
出荷できるかどうかわからない、ホウレンソウの種を今日も播く↓
カキナ 再検査_b0067179_16425843.jpg
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by take_7303 | 2011-03-26 19:41 | 営農状況